大阪新四十八願所_第17番_大善寺
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大阪新四十八願所阿弥陀巡礼 / 第17番「大善寺」
寺院・諸堂来歴
- 天正10年(1582)正誉上人が創建した。 昭和20年(1945)大阪大空襲により、本尊阿弥陀仏像と山門以外すべての堂宇を焼失した。
- 山門は創建当時のものと推測される。
- 第二十五世實譽昌弘上人により昭和48年(1973)に、本堂・庫裏(くり)等を再建、平成7年(1995)に、戦後仮修復状態の山門を、戦前の状態に復元修理。
- 同年、観音堂(納骨堂)を建立した。
本尊
- 本尊阿弥陀仏像は運慶・快慶と並び称される鎌倉時代の慶派仏師湛慶の作と伝えられるが、詳細は不明である。
宝物・墓石・行事など
- 修正会(しゅしょうえ)・春季彼岸施餓鬼法要・盂蘭盆施餓鬼法要・地蔵盆・秋季彼岸回向法要などをいとなむ。
第17願 「諸佛称揚の願」(しょぶつしょうようのがん)
もし我れ仏を得たらんに、十方世界の無量の諸仏、悉く咨嗟して、我が名を称せずんば、正覚を取らじ。
(もしわれほとけをえたらんに、じっぽうせかいのむりょうのしょぶつ、ことごとくしさして、わがなをしょうせずんば、しょうがくをとらじ)
【大意】
十方世界におられる無数の仏たちが、みな私のことを讃嘆し、私の名前をそれぞれの世界で広めて下さいますように。
和歌
世にたかき 三世(さんぜ)の仏も のりの師の 御名(みな)やとなへて 月をみるらん
【訳】
世に知られた三世(さんぜ)の仏も〔讃えておられる〕、浄土の教えの師である阿弥陀仏の名を、〔私も〕称(とな)えて〔阿弥陀仏という〕月を見ることよ。