大阪新四十八願所_第14番_慶傳寺
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大阪新四十八願所阿弥陀巡礼 / 第14番「慶傳寺」
※現在、檀信徒以外の一般参詣者の境内への立ち入りは不可。朱印希望の方はお寺までご連絡下さい。
寺院・諸堂来歴
- 慶長17年(1612)徳蓮社功誉上人が創建した。
- 昭和20年(1945)大阪大空襲により大半の堂宇を焼失。類焼を免れた山門のみ、古(いにしえ)の姿を今日に伝える。
- 昭和38年(1963)に本堂を再建。平成14年(2002)本堂等改築、現在の伽藍をととのえた。
- 大坂観音霊場めぐりの第十二番札所(ふだしょ)でもあった。
本尊
- 本尊阿弥陀仏立像の作者・制作年代など詳細は不明である。
宝物・墓石・行事など
- 昭和の俳壇を代表するひとり日野草城の墓がある。他に板屋孫兵衛の墓もある。
- 年中行事として修正会・春秋の彼岸会・盂蘭盆施餓鬼会・十夜会・浄焚会などをいとなむ。
第14願 「声聞無数の願」(しょうもんむしゅのがん)
もし我れ仏を得たらんに、国中の声聞、能く計量あって、下、三千大千世界の声聞・縁覚、百千劫において、悉く共に計挍して、その数を知るに至らば、正覚を取らじ。
(もしわれほとけをえたらんに、こくちゅうのしょうもん、よくけりょうあって、しも、さんぜんだいせんせかいのしょうもん・えんがく、ひゃくせんごうにおいて、ことごとくともにけきょうして、そのかずをしるにいたらば、しょうがくをとらじ)
【大意】
私の浄土の声聞(しょうもん:教えを聴いて修行する者たち)の数が無数であり、どれだけ多くの人たちが協力して数えても、数え切れないほどでありますように。
和歌
ともにきく ひとりとさとる のりの道 はまの真砂の かぎりやはある
【訳】
仏道には共に、〔仏の教えを〕聞いて悟りを目指すあり方(声聞、しょうもん)や独(ひと)りで悟りを目指すあり方(独覚、どっかく)があるが、浜の真砂(まさご)に限りはないように、そのようにして仏道を修している仲間にも限りはないことよ。